KTX で호남線を南下すると
のどかな田園風景がゆったりと流れていく。
丁度、田植えが終わり農夫が畦道を行き交う。
本日は光州へ出張である。
度々訪れる地だが、ここは来る度私の腹を充たしてくれる。
今回は日帰りの予定だったが、急遽一泊することになり
得意先と夕食をともにした。
いつも無理難題をいう得意先だが、食事の時はこちらが無理難題を言う。
「冷たいマッコリとホンオ」が食いたいと注文すると
「この変わった日本人は」と言いながら美味しい店を探してくれる。
訪れた店で得意先の方が
この日本人がホンオが食いたいというので来たのだと
店主に話すが、冗談だと思われ取り合われなかった。
しかし、話すうちに日本人であると理解し
韓国人も食べれないホンオを好き好んで食べる外国人もいるものだと気に入られたのか
好意で国産のホンオを少し出してもらった。
本来、韓国に流通するホンオの99%以上がチリ産であり
国産はほとんど出回らない、出回る前に産地で消費されるか
出回っても超高級であるため、一般市民の口には入らない
今回はたまたま店主が個人的に手に入れた国産があったわけなのだが
運が良かったのか日頃の行いが良かったのか国産を食べる事ができた。
ホンオは熟成、発酵させアンモニアを大量に
発生させた状態で食べるものである。
店主も気合いを入れて熟成させたのであろう
アンモニアが目を突き刺す。
一般的には豚肉、古キムチと一緒に食すが、唐辛子と塩で頂く

口に入れた瞬間広がるアンモニア。
噛めば噛むほどアンモニア。
後味スッキリ、アンモニア。
そこに冷たいマッコリを流し込む。
これこそが홍탁!うまい!
チリ産と食べ比べると、一目瞭然いや一食瞭然
肉質が全然違います。柔かく脂の乗りが良いことに気付く。
これは唐辛子と塩が合うのが分かる。
〆にホンオタンを食べ完食。
しかし、私の食道楽は永遠に終わらない。
posted by fes at 06:46| ソウル ☁|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
韓国
|

|